「99%覚悟はしてます。
でも1%の期待はあります」

 
......................(izoku)
 軽々しく取り扱っちゃダメです。
 悲しみのどん底にいてはる方に対して、
 さて、こんなところに取り上げてしまったこと、
 申し訳なく思っています。
 
 これは、先日、
 シンガポール航空機の事故で亡くなられたご遺族の方が
 テレビのインタビューに答えた時の言葉です。

 歯形などから、ほぼ身元は判明していたのですが、
 それでもご遺族の方は、
 「1%の期待はある」と口にされました。
 DNA鑑定を依頼して、その結果を待ったのです。

 愛する人がこの世からいなくなってしまった時、
 私たちの反応は様々です。
 そうして、あきらめきれない気持ばかりが、
 大好きなおもちゃを取り上げられた子どものように
 全身を包みます。
 もしかしたら、生きているかも...。
 信じられない、信じない。

 「覚悟はできてますが」
 そう前置きされたところに、つらさがあります。
 1%の期待。
 それはご家族の方たちだけでなく、
 私たちの気持ちでもあります。

 心よりご冥福をお祈りいたします。

 ...........................................................(2000.11.6)