
サッカーのサポーターたちが
日の丸を振りかざす光景を見て
恐ろしい気持ちを抱いているのは ボクだけじゃない。
セルジオ越後という サッカーの解説者が
韓国の応援団を見て、日本のファンも見習って欲しい
と、そんなコメントをしていたけれど、
とんでもない! そんなことは絶対に反対だな。
国民の気持ちがひとつにまとまる必要なんかないし、
むしろその反対に いろんな意見があるほうが安心できる。
全員が日本チームを応援する必要なんて まったくない。
韓国の人たちがみんな韓国チームを応援しているとしたら
なんて気色の悪い国だろうと 感じてしまう。
日本なんて負ければいい-非国民だ!
韓国に勝ってほしくない-心が狭い!
それがどうして悪いのか?
どうして非国民なのか どうして心が狭いのか?
ボクは今回 たまたま多数派の感覚だった。
日本がトルコに負けて残念に思ったし、
韓国の勝利に小躍りして喜んだ。
でも それは意識してたわけじゃない。
日本を応援しない人がいてくれたほうが安心する。
韓国に声援を送らない人がいたほうが 楽しい。
さて、日の丸の是非は どうでもいいんだ。
ボクなんかが あんましどうこう言える問題じゃないとも感じてる。
ただ 考えて日の丸を振って欲しいと それは思う。
その旗の意味をちゃんと理解した上で 顔にペイントして欲しい。
日本という国ができたのは、維新後のこと。
維新前とそれ以後とでは 別の国になっていると思えばいい。
徳川さまを中心とした世の中から
天皇さまを中心とした国に変換させたのが維新で、
今はその続きだ。
もう一度大日本帝国を築き上げたいと考えているなら
それはそれでかまわない。
でも 強制はいやだ。
それだけ。
子どもの頃 小学校の低学年の頃
ボクらは君が代を 習った。
「天皇陛下を称える歌だから、真剣に歌いなさい」
と、教えられた。
だからボクは 教師に言われるまま、
子どもなりに 心を込めて君が代を歌った。
君が代を歌う時は 姿勢を正し 大きな声で歌った。
天皇陛下に失礼がないようにと 歌った。
ところが今、
今の子どもたち、君が代が天皇さまを称える歌だとは知らない。
この教育に納得がいかない。
君が代の意味も教えなくて それで何が国歌だろう?
ずるいと思う。
天皇家の繁栄を祈願する歌であるのに、
そんなことは少しも教えず、ただ歌わせている今の教育に疑問が湧く。
結果、サッカーのサポーターたちだ。
他の国の国旗と同じように 日の丸を振り、
他国がしているからと、国歌に制定された君が代を歌う。
君が代を歌うなら、心を込めて歌おうよ。
日の丸を振るなら もっと意識しようよ。
でなきゃ、かなしいよ。
あの戦争はなんだったんだ って そう思えるよ。
島倉千代子の「東京だよおっ母さん」を聞いても、
きっと 笑ってるんだろうな。
国のためと そう教えられ、そう信じて死んで行った人たちに
今の日の丸は つらいだろうと想像する。
.................................(2002.6.21)

